内容・方針

1.会 議
関東労生諸活動を円滑に推進することを目的として、具体的計画の立案・実施および、その確認と、会員間の連携強化や情報交換の機会のため以下の会議等を実施する。

(1)総 会
総会は加盟各組織より選出された代議員2名ずつで構成され、年1回開催し、年度計画・役員構成などについて協議決定する。

(2)幹事会
幹事会は、原則として議長、副議長、事務局長、副事務局長、会計監査をもって構成され、組織の円滑な運営をはかるため、関東労生の基本的政策課題、各種事業の調整などについて協議する。今年度も関東労生の組織拡大や活動活性化策、全労生・他の地方労生との連携、さらには今後の労働組合について議論を行う場とする。

(3)常任委員会
常任委員会は加盟各組織から1名ずつ選出された常任委員および役員で構成され年1回程度開催し各事業の具体的計画の立案・実施およびその確認を行う。

(4)新春のつどい
加盟各組織間のネットワーク形成や情報交換の機会とし、新年互礼会を兼ねて1月に開催する。

2.研究・調査・交流活動
労組活動の今日的諸課題の解決に資する情報提供・交換を目指した「労政部会」を実施する。また、今後の労働組合活動を担う人材の育成をめざして開講した「労使関係実務講座」は本年度も継続して開講し、より一層の内容の充実を図っていく。

(1)労政部会
事務局長を部会長に、加盟各組織の執行委員にて構成する。労働組合の当面する諸課題について検討を行うことを目的とする。また、各組織の次世代を担う中堅執行委員等のネットワーク形成や情報交換の場、さらには組合役員としての能力開発機会としても位置づける。

(2)定例研究会
経済・産業構造が大きく変わる中で、これからの労組生産性運動と労働組合のあり方や、労働運動の方向性に関わるテーマを広い視野から取り上げ、有益な情報を提供し、問題提起をする場として位置づける。主に有識者や労組リーダーによる講演などを内容として開催する。

(3)労使関係実務基礎講座
次世代を担う新任労使関係当事者が企業・産業を超えて相互研鑽を行い、リーダーとしてのあり方を模索し、労使関係、人事労務管理制度、労働法制などを中心とした実務研修を実施する。当講座については、会員労組以外の参加希望者にも機会の提供を広げる。

(4)国内研究
労働組合の取り巻く環境認識を深めるとともに、各組織における取組事例を研究し、会員組織はもちろんのこと、関連する組織との意見交換や視察・見学を行い、あわせて会員組織間や外部組織との交流の機会とも位置づける。

(5)関東労生シンポジウム
労働組合が抱える諸課題や運動活性化について広く討議することをめざして開催する。議論の輪をより広げるべく、関東地方を中心とする非加盟企業別組合にも参加を呼びかける。

なお、関東労生の会員労組の希望に応じ、様々な研修への講師の派遣については事務局を通じて行う。

3.組織強化活動
労働組合活動を推進する上で有効となる産業・地域を越えた労組幹部のネットワーク形成と、関東労生がめざす「人間性の尊重」の労働運動を基調とした労組生産性運動の拡充をめざし、以下の施策を展開する。

(1)組織化促進活動の強化
引き続き本年度も関東労生活動の拡充をめざし、関東地方の企業別組合に対して幹事会メンバーが中心となり組織化活動を推進する。

(2)関東労生・サイバーネット・コミュニティーの充実
各種事業の開催案内と関連資料の閲覧、組合活動への理解の共有化などを目的にサイバーネット上のコミュニケーション手段として開設した「関東労生・ホームページ」については、利便性と活用度の向上を目指し、内容の充実を図る。

(3)全労生・他の地方労生等との連携
全労生や他の地方労生等との交流、意見交換を通じて相互の連携をはかる。
また、日本生産性本部との連携のもと、加盟組織の運動活性化に資するべく日本生産性本部の諸事業について有効活用を図る。